メニュー

会長より皆様へ - 私立医科大学臨床検査技師会

  • ご意見・ご要望はこちら
  • ご入会・ご変更について

会長より皆様へ

私立医科大学臨床検査技師会会員の皆様へ

 

このたび、谷浩也前会長の任期満了にともない後任として会長職(2022年度、2023年度)となりました宮城博幸でございます。どうぞよろしくお願い致します。

 

さて、当会は「会員の学術・技術の向上をはかるとともに、会員相互の情報交換を深め、もって私立医科大学及び大学医学部等の発展に寄与すること」を目的として昭和58年(1983年)6月に設立され、今年度で40年目を迎えることとなりました。これもひとえに今日までご協力をいただいた技師会員、賛助会員、関係各位の皆様のおかげだと思っています。

つきましては、微力ではございますが、コロナ禍の中、技師会のあり方も変わりつつありますが、当会の当初からの目的を果たすために、全力を尽くす所存でございます。何卒、前任者同様に、ご支援ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

 

近年、我々臨床検査技師を取り巻く環境は、大きく変化しようとしています。すでにご承知の方も多いと思いますが、2024年4月1日から施行される医師の働き方改革に伴う「タスクシフト/シェア」を見据え「臨床検査技師等に関する法律」も一部が改正され、すでに2021年10月1日に施行されています。この改正により新たに10の医療行為が可能となりましたが、追加された内容はかなりハードルの高い業務であり、我々臨床検査技師にとっては必ずしもなじみ深いものとは言えません。さらに、「臨床検査技師学校養成所カリキュラム等改善検討会報告書」を受けて、学生の臨地実習についても生理検査を中心としてより臨床に近い実習内容が追加される予定で、「臨地実習指導者講習会」も開始されています。また、日常のルーチン業務に目を向けると、COVID-19の感染拡大に伴う鼻腔等からの検体採取業務に始まり、ワクチン接種、抗原検査、PCR検査の拡大など臨床検査技師の社会的立場も大きく変わりつつあります。これら大きな変革の時代に即して、当会は日本医療検査科学会第53回大会において、「医師の働き方改革における臨床検査技師へのタスクシフティング」をテーマに日本医療検査科学会と共催シンポポジウムを行い、今年度も「理想の臨地実習を考える」をテーマとし、シンポジウムを共催します。学術集会における共催シンポジウムの開催は情報共有の場としても有益と考えており、今後も最新の情報に基づいたテーマを選択し、来年度以降も出来る限り継続していこうと思います。また、従来から行っていた基礎講座については、積極的にWebを活用し、講座終了後もHP上の会員ページにおいて動画配信を行い、新人教育の資料として活用してもらえるように情報提供していきます。さらに、会誌“KAMERADEN”については、今年度は冊子としては1回の発行とし、もう1冊はオンンラインジャーナル化し、迅速な情報提供を行っていきます。

このホームページでは、賛助会員の皆様へコマーシャルスペースを確保しております。

賛助会員の皆様におかれましては、自社製品のPRに加えて学術情報や検査情勢等、会員への情報提供の場としてご活用いただけましたら幸いです。

 

本年度は会の発足から40周年にあたる年です。社会状況にもよりますが、毎年開催している学術集会が現地開催可能と判断した場合は、その後に記念式典などを行いたいと考えています。

 

最後になりますが、歴代の会長・理事の皆様に心から敬意を表し、引き続きご支援賜りますようにお願いして、会長就任の挨拶といたします。

 

令和4年6月7日

 

私立医科大学臨床検査技師会

会長 宮城 博幸

杏林大学医学部附属病院臨床検査部

Copyright©私立医科大学臨床検査技師会All Rights Reserved. - [login]